カンボジア不動産の価格推移と利回りは?投資で失敗しないコツを解説

カンボジア不動産の価格推移と利回りは?投資で失敗しないコツを解説

カンボジアは東南アジアの中で経済成長が著しい国の一つです。

経済成長と共に不動産市場も拡大しており、首都プノンペンやシアヌークビルのような主要都市では不動産価格が右肩上がりで上昇しています。

今後も価格上昇の継続が見込まれており、家賃収入から得られる利回りも高水準であることから、海外の投資家から高い人気を集めています。

この記事では、カンボジア不動産の価格推移と利回りについて詳しく解説します。投資で失敗しないコツも紹介するので、物件の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

カンボジア不動産(マンション)の価格

カンボジア不動産画像

カンボジアの都市部では、マンション市場が活発です。まずは、カンボジアにおける不動産(マンション)の価格を確認しておきましょう。

カンボジア不動産(マンション)の価格相場

カンボジアにおけるマンション(コンドミニアム)の不動産価格の相場は、15,768,705円程度となっています。(※)

※弊社ハローカンボジアでのカンボジアでの取り扱い物件の価格平均を算出したもの。

安いものでは約1000万円台から購入が可能、中級レベルで約2,000万円、富裕層向けの高級コンドミニアムでも2,500万円程度となっています。

なお、土地に応じても価格相場は変動します。プノンペンやシアヌークビルなどの主要都市では、富裕層や外国人居住者の増加によって高級物件の需要が高まっており、相場も高い傾向にあります。

とはいえ、カンボジアのマンション価格は、東南アジアの他の国と比較して低めです。

例えばシンガポールの場合、価格相場は3,000~5,000万円程度、マレーシアの場合は外国人は約3,200万円未満の不動産の購入ができないようになっているなど、価格においても厳しい規制が敷かれています。

このように、高級コンドミニアムを1,000万円台で購入できるのは、投資家にとっても大きな魅力だといえます。

カンボジア不動産(マンション)の価格推移・トレンド

カンボジアのコンドミニアム市場は、カンボジアにおける法改正なども起因し、外国人投資家が増えたことによって、2017年から2018年頃にかけて急速に成長。

続いての2017年から2020年の間、中国の介入によって、開発企業・バイヤーが急速に増加しました。

その他のアジア太平洋地域(日本・台湾)からも需要が増加し、価格は上昇したものの、2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響で需要が減少。

2022年時点、Realestate.com.kh Market Trendsの調査では首都プノンペンの1ベッドルームコンドミニアムの販売価格中央値は約8万8,000ドル(日本円で約1,360万円)が記録されています。

このように、供給が増加したことで賃貸価格が下落し、現在では価格推移はほぼ横ばいで大きな変動はあまり見られていません。

しかし一方で、新型コロナウィルスが落ち着きを見せていることから、カンボジアにおける観光客も増加しています。投資の面からは「今後価格上昇の可能性が高い」とも言い換えることができるでしょう。

カンボジア不動産(一軒家)の価格

カンボジア不動産画像

続いて注目するのはカンボジア不動産における一軒家での価格です。

なお、カンボジアでは、外国人による不動産購入に制限が設けられており、外国人は2階以上の住戸のみ購入が可能、土地の購入は不可となっています。

投資目的で不動産市場をチェックする際、一軒家の価格はあくまで参考として捉えておきましょう。

カンボジア不動産(一軒家)の相場

一般的な一軒家の相場は約1,500万円、高級タイプの一軒家でも相場は2,500万円ほどです。都市の中心地に近づくほど、価格は高くなる傾向にあります。

カンボジア不動産(一軒家)の価格推移

首都プノンペンではヴィラタイプの一軒家の価格が年々上昇しています。コロナ禍の影響を受けて一時は大きく値下がりしたものの、再度上がりに転じています。

高い経済成長率と住宅需要の後押しに伴い、今後も一軒家の価格は上昇する見込みとなっています。

カンボジア不動産の賃料について

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カンボジアの首都プノンペンにある不動産(マンション)での賃料は、975ドル(約15万円)が相場となっています。当然ながら、部屋の大きさに応じても賃料は変動し、1ベッドルームの場合は約​​500ドル(約7万7000円)、3ベッドルームになると約1,800ドル(27万7,000円)程度の賃料にもなります。

カンボジア不動産の利回りについて

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カンボジアでの不動産価格、賃料について把握できたところで、下記からは具体的に、カンボジア不動産の利回りの特徴について見ていきましょう。

平均利回りが比較的高い

カンボジア不動産(マンション)における家賃収入の平均利回りは約7.5%(5〜10%)となっています。特に主要都市の中心部の高級コンドミニアムでは、利回りが7〜10%と非常に高い水準を誇ります。

東南アジアの他の国々と比較しても、カンボジアの平均利回りは高く、実質利回りは2桁を超えることがほとんどです。カンボジア人の富裕層や外国人居住者の増加によって賃料収入も安定しているため、 投資家にとって魅力的な選択肢になるでしょう。

利回り保証の案件もある

新築物件の中には、10年間の利回り保証が付いた案件もあります。利回り保証や買取保証を活用すれば、不動産投資がより安全なものになるだけでなく、購入後は安定したインカムゲインを得ることも可能です。

ただし、利回り保証の物件を購入した人の中には、保証賃料が支払われなかったり、不動産会社と連絡が取れなくなったりなど、トラブルに遭遇するケースもあります。

高利回り保証の物件を購入する前に、保証の根拠を不動産会社に確認する、利回りの妥当性について検証するなど、安全な取引を目指しましょう。

※カンボジア不動産投資において、失敗しないコツについては本記事の後半で解説します。

カンボジア不動産にかかる税金について

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カンボジアでは不動産の購入、所有、売却の各取引シーンで税金がかかります。

購入時印紙代0.03ドル~0.5ドル
登記費用(資産譲渡税)4%(売買価格または評価額の高い方の価格に対して)
弁護士費用目安約1,500ドル(相場のため、物件によって変更します)
売買手数料物件価格×3.3%(税込)
所有時固定資産税物件評価額の80%に対して0.1%/年
不動産収入税賃貸収入に対して10%
管理費目安約1.5ドル/㎡(物件・規模によって異なる)
修繕積立金物件によって異なる
売却時キャピタルゲイン税 個人:資産売却益に対して20%法人:資産売却益に対して事業所得税として20%
法人:資産売却益に対して事業所得税として20%

※これまでキャピタルゲイン税は個人に対する課税はありませんでしたが、2022年1月より個人に対しても20%課税されることになりました。

カンボジアの不動産投資で失敗しないコツ

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カンボジアの不動産市場は投資家にとって非常に魅力的ですが、市場が未熟であるゆえにリスクもあります。

カンボジアの不動産投資で失敗しないためには、事前対策が必要です。ここでは、カンボジアの不動産投資で失敗しない3つのコツを紹介します。

実績のあるディベロッパーを選ぶ

カンボジアの不動産投資ではプレビルド契約が一般的ですが、資金力が乏しい零細ディベロッパーを選ぶと、途中で建設が中止になるリスクがあります。

途中で工事が頓挫すると、家賃収入が入らないどころか、物件の購入費用もすべて水の泡です。

そのため、どれだけ価格が安くても実績の少ない零細ディベロッパーを選ぶのはおすすめできません。多少価格が高くても、実績豊富な有名ディベロッパーから購入して着実に家賃収入を得る方が賢明です。

信頼できる不動産会社を選ぶ

不動産を購入するときは、日本語でのサポートを受けられる信頼性の高い不動産業者を選びましょう。

カンボジアでは市場の成熟度がまだ低く、信頼できる不動産会社が少ない状況です。カンボジアに詳しくない人が現地人とクメール語のみでやり取りするのはハードルが高く、高額取引を進めるうえで非常に危険です。

そのため、取引を安心に進めていきたいのであれば、日本人スタッフが在籍していて、コミュニケーションがスムーズに行える業者を選びましょう。

特に現地の不動産業界に精通しているか、販売実績が豊富かどうかも大切なチェックポイントです。

実績豊富な会社であれば、市場動向や法律に精通しており、不動産取引における専門知識や経験を持っているため、投資家に適切なアドバイスを提供できます。購入後の賃貸管理業務やトラブル対応など、アフターサポートが充実していれば、より一層安心できるでしょう。

常に最新情報を収集する

カンボジアの不動産市場は常に変化しているため、タイミング良く投資を行うには、最新情報をキャッチして、市場の変動に迅速に対応する必要があります。

最新情報を得るには、現地の不動産業者や投資家コミュニティとのネットワークを築くなどして、信頼できる情報源を確保することが大切です。

地元業者と対話することによって、市場の実情だけでなく、地域の特性を深く理解できるようになります。

カンボジア不動産のメリットを活かして投資を成功させよう

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カンボジア経済は著しく成長しており、人口増加や外国資本の流入により今後もさらなる発展が見込まれています。

経済成長とともに、不動産価格も上昇が期待されているため、投資対象として非常に魅力的です。まずはカンボジア不動産の相場や価格推移、利回りなどをチェックして、投資戦略を立てましょう。

実績のあるディベロッパーや信頼できる不動産会社を選ぶことが、投資を成功させる鍵です。なお、本記事で紹介した不動産価格や賃料の相場はあくまで目安です。市場は常に変化しているため、常にリアルタイムな情報をチェックしながら、カンボジア不動産の購入を検討しましょう。

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カンボジアでは信頼できる不動産会社を見つけることが重要です。
海外不動産は言語の違いや土地勘の乏しさからどうしても入手できる正確な情報量が減ってしまい、また自ら調べることも困難です。
現在のインターネット環境であっても、最新で且つ正しい情報を入手するのは難しいと言えます。

カンボジアでは経済成長が著しいのに比例して法律などの整備も次々とアップグレードされます。
更に担当者によって返答がバラバラであったり、何か変更があっても相手側から知らせてくれる場面は少ないため工夫が必要です。

カンボジアでは英語が使えますが、細かな内容を精査したり商談や交渉時において有利に進めるには現地人同士のクメール語での会話が重要ポイントになります。
また、公的書類はクメール語表記でなければなりません。
英語も併用されていますが、クメール語から英語、英語から日本語への翻訳では解釈やニュアンスが変わる可能性があります。

日本語が通じる安心感のみから日系の会社を選択するのではなく、現地に拠点を構えているか、登記されているか、現地に精通しているか、通訳やどこまでサポートをしてくれるのかなどを見極めて選びましょう。
カンボジアで弁護士を選任する場合は、本来の役割を考え、いざという時に法廷でクメール語で争える弁護士に依頼することが一番安全な方法といえます。

以上のような注意すべきポイントを押さえ、 魅力的なカンボジアの不動産投資にして頂きたいです。