カンボジア不動産投資のメリット・デメリットは?成功するためのポイントを解説

カンボジア不動産投資のメリット・デメリットは?成功するためのポイントを解説

経済成長が続くカンボジアでは海外企業の進出も活発化し、都市部を中心に高層ビルの建設が進むなど、不動産市場は盛り上がりを見せています。 

しかし、当然ながら、カンボジアの不動産投資においてはデメリットリスクも存在するため、安易な判断は禁物です。カンボジアの不動産投資で成功したいのであれば、良い面だけでなくリスクも把握しておく必要があります。

そこで本記事では、カンボジア不動産投資のメリットとデメリットを解説するとともに、カンボジアの不動産投資において成功するためのポイントを紹介します。

カンボジア不動産投資のメリット

カンボジア不動産画像

カンボジアの不動産投資には、他の東南アジアの国にはないメリットが多数あります。そのうち、主な5つのメリットを紹介します。

高い経済成長で将来性が見込める

カンボジア経済は2011年から成長し続けており、マクロ経済リサーチオフィス(AMRO)によると、今後の経済成長率は約6%ととも推測されています。

このようにアジアの中でも屈指の高成長を示しているカンボジアは、諸外国から多くの注目を集めています。実際に現在でも中国を始めとする外国資本の流入により、インフラ(陸路・空路・海路)なども急激に整備が進められており、今後さらに発展する可能性が非常に高いです。 

賃貸需要が見込める

上記に関連して、カンボジアの国民の平均年齢は25歳前後と若く、今後も労働人口が増え続けることが見込まれています。労働人口の増加住宅需要と賃貸需要の拡大に繋がるため、空室率の低い賃貸運用が可能です。

また所得の向上によって将来的に資産の価格上昇が見込める可能性が高いことも推測されています。

首都一等地の物件を安く購入可能

日本の首都圏における投資用マンションの平均価格は約3,000万円と言われています。莫大な費用がかかることから、投資におけるハードルが高く、資産運用も難しい…というのが現状です。

一方でカンボジアの不動産投資では、首都圏(プノンペンなど)の物件でも1,000万円台から購入することが可能のため(2024年5月現在)、投資がしやすいのが魅力です。※実際の物件価格は弊社ハローカンボジアのカンボジアの投資物件一覧をご覧ください。

外国人駐在員向けのコンドミニアムも周辺国と比べて供給数が少ないため、場所によっては利回りが7%を超える物件もあります。

非居住者でも銀行口座を開設できる

近年、東南アジア諸国においては、非居住者への銀行口座開設に対して厳しい規制がかけられるようになっていますが、カンボジアでは口座を開設し、定期預金を組むことができます。

今後、他国と同様に非居住者が口座を開設できなくなる可能性もありますが、日本人担当がいる大手銀行もあるため、安心して取引が可能です。

米ドル建てで投資できる

発展途上国の独自通貨は取引量が少なく、流動性が低いため、価値変動リスクがあります。

実際にカンボジアには自国通貨のリエルがあるものの、信認が高くないことから米ドルが流通しています。不動産取引も米ドル決済が一般的で、米ドル建てで投資が可能です。

世界の基軸通貨である米ドルで資産を保有できるため、為替リスクを抑制できます。

加えて、銀行に届け出を行うことによって海外送金も無制限に行えるようになるため、不動産投資で得た資金を他の国に送金することも比較的容易となっています。

カンボジア不動産投資のデメリット

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上記の通り、カンボジアにおける不動産投資では多くのメリットがありますが、当然ながらデメリットもあります。

外国人の場合、投資物件に制限がある

カンボジアでは外国人による不動産投資について、以下のように制限が設けられています。

・外国人は土地の購入・所有ができない
・建物の2階から上の階のみ購入可能
・所有できるのは建物全体の70%まで

このように、外国人の土地所有は認められていないため、所有できるのは集合住宅の2階以上かつ全床面積の70%以下となります。

外国人が一戸建て住宅を所有することは難しく、主な投資対象はマンション・コンドミニアムになります。

発展途上国ならではのトラブル発生の可能性がある

カンボジアは経済成長が著しいとはいえ、まだまだ発展途上の国であります。

法整備などが追いついていない&急速に進められていることもあり、賃料未払いを始めとするトラブルが起こる可能性もあります。

クメール語でのやりとりが必要になることも

カンボジアでは契約書などの公的書類でのやり取りは現地のクメール語が使われます。

英語が使われることはあるものの、現地での交渉や会話では細かいニュアンスが伝わりづらいため、同様にクメール語が使われます。

そのため、カンボジアでの不動産投資を開始する際には現地の専門家によるサポートを受けながら投資を行うのがほぼ必須となります。

カンボジア不動産投資における失敗例・注意点とは?

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上記のデメリットに関連して、カンボジア不動産投資ならではの失敗例なども多くあります。

購入した物件が完成しない

カンボジアでは、不動産の着工前に購入を決めるプレビルド方式が一般的です。

プレビルドは物件価格が安くなるメリットがある一方で、物件の建設が途中で中止になるデメリットがあります。

開発会社の経営悪化により建設が中止になるケースもあり、建物が引き渡されず、投資した金額が返ってこない…といった事態もありえます。

不動産投資詐欺に注意

カンボジアの不動産市場は上昇傾向にあるものの、発展途上でもあるため、外国人投資家を狙った投資詐欺が横行しています。

不動産会社から架空の儲け話をされたり、偽の土地登録証を提示されて騙されたりして、投資詐欺の被害にあう投資家も少なくありません。

特に土地の価格が上昇している都市部では詐欺のリスクが高まっているため、取引を進める際は情報の正確性を確認することが大切です。

買い手や入居者が見つからない事態も

カンボジアの不動産投資は、高級コンドミニアムを購入し、外国人駐在員や現地の富裕層に貸し付けて利回りを得る方法が一般的です。また、近年では続々と投資用マンションが建設されています。

このように、ターゲット自体が限定的でもあり、かつ物件が増えているという特徴から、物件が供給過多になり、結果的に買い手や入居者が見つからないこともあり得ます。

事前に物件の立地や賃貸ニーズをきちんと調べて、投資するエリアや対象者は慎重に選びましょう。

カンボジア不動産投資を成功させるポイント

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ここまで紹介してきた失敗事例やデメリットをもとに、カンボジアにおける不動産投資を成功させるポイントを紹介します。

現地の正確な情報を入手する

本記事で解説した通り、カンボジアは現在急速に発展を遂げている国であり、それに伴い、法律やインフラ、建造物なども多く建設されています。

このような状況の中では、現地の正確な情報を把握しておくことが重要です。正確な情報とは、主に以下のとおりです。

・物件の周辺情報(周辺に新しく物件は建設されないか)
・物件の価格推移
・同じエリアの現在の空室数
・居住者の見込み

中でも、物件の周辺情報は注意してみておくようにしましょう。

当然ながら、周辺のインフラの整備状況に応じて、物件価格はもちろん、賃貸収入も変わってきます。また、せっかく物件を購入したにも関わらず、すぐ隣に新たな物件が建設された…といった事態も起こり得ます。

このような情報を正確に得るため、現地に赴くことも大切です。

不動産の価値は立地に大きく左右されるため、たとえ実物が見られなくても、周辺環境や街の発展状況を自分の目で確かめることで、より正しい、リアルタイムでの情報を得られます。

信頼性の高い不動産会社・仲介会社を選ぶ

カンボジアの不動産市場は成長しているものの、成熟度がまだ低いため、信頼できる不動産会社は多くありません。 専門知識や経験を持つ会社は限られているため、下記の点をチェックしながら会社を慎重に選定する必要があります。

・会社の信頼性
・過去の実績
・専門知識
・顧客サービスの質
・顧客からの評判

上記のほかにも、「コミュニケーションをスムーズに行えるか」という点も重要です。言語や文化的な違いを考慮し、現地の不動産会社との交渉や取引をスムーズに行ってくれる仲介会社やエージェントがいれば安心です。日本人スタッフがいる仲介会社なら、細かなニュアンスの違いなどもわかるため、ストレスのない不動産取引が可能になります。

なお、弊社ハローカンボジアでは初めてのカンボジア不動産投資を徹底的にサポートさせていただいております。現地の日本人×カンボジア人でタッグを組み、購入時はもちろん、投資運用中のフォローも充実。ご相談・資料請求は無料となっているので、是非下記からお問い合わせください。

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カンボジア不動産のメリットを活かして投資を成功させよう

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カンボジアの不動産市場は将来性が高く物件価格も比較的安いメリットがあります。

銀行口座の開設や米ドル決済ができるなど、周辺諸国と比べて外国人が不動産投資をしやすい環境も整えられているため、これから海外投資を始める方におすすめです。

ただし、発展途上国であるためリスクも多く、正しい情報の入手が欠かせません。事前にしっかりリスク対策を行えば、メリットを活かした投資が可能になります。

失敗事例を参考にしながら慎重に物件を選び、不動産投資を成功させましょう。

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カンボジアでは信頼できる不動産会社を見つけることが重要です。
海外不動産は言語の違いや土地勘の乏しさからどうしても入手できる正確な情報量が減ってしまい、また自ら調べることも困難です。
現在のインターネット環境であっても、最新で且つ正しい情報を入手するのは難しいと言えます。

カンボジアでは経済成長が著しいのに比例して法律などの整備も次々とアップグレードされます。
更に担当者によって返答がバラバラであったり、何か変更があっても相手側から知らせてくれる場面は少ないため工夫が必要です。

カンボジアでは英語が使えますが、細かな内容を精査したり商談や交渉時において有利に進めるには現地人同士のクメール語での会話が重要ポイントになります。
また、公的書類はクメール語表記でなければなりません。
英語も併用されていますが、クメール語から英語、英語から日本語への翻訳では解釈やニュアンスが変わる可能性があります。

日本語が通じる安心感のみから日系の会社を選択するのではなく、現地に拠点を構えているか、登記されているか、現地に精通しているか、通訳やどこまでサポートをしてくれるのかなどを見極めて選びましょう。
カンボジアで弁護士を選任する場合は、本来の役割を考え、いざという時に法廷でクメール語で争える弁護士に依頼することが一番安全な方法といえます。

以上のような注意すべきポイントを押さえ、 魅力的なカンボジアの不動産投資にして頂きたいです。