カンボジアの不動産投資は仲介会社が必須!ディベロッパーに注意する理由も紹介

2024.7.03

カンボジアの不動産投資は仲介会社が必須!ディベロッパーに注意する理由も紹介

カンボジアのような海外で不動産投資をする場合、仲介会社の利用をおすすめします。なぜなら仲介会社は、現地の事情に精通しているほか、成功・失敗の事例を把握しており、適切なアドバイスを受けられるためです。

本記事では、仲介会社の利用をおすすめする理由仲介会社選びのポイントなどについて解説しています。また、仲介会社を選ぶ際にディベロッパーにも注目するべき理由についても解説しているため、これからカンボジアで不動産投資をしようとしている方はぜひ参考にしてください。

カンボジアでの不動産投資は仲介会社がほぼ必須

カンボジア不動産画像

カンボジアで不動産投資をする場合、仲介会社のサポートを受けながら進めることをおすすめします。ここではなぜ仲介会社を利用したほうがいいのかその理由を紹介します。投資を検討している方はぜひ参考にしてください。

物件探しがスムーズになる

仲介会社を利用することで、物件探しをスムーズに進められます。カンボジアでの投資が初めての場合、カンボジアにはどのようなエリアがあって、投資に向いているのはどこなのかわからない点が少なくないでしょう。また、今後発展しそうなエリアを狙って投資したい人もいるかもしれません。その点、仲介会社は、現地の概要や特徴などを理解しているため、物件探しをする際に役立つ情報やアドバイスを受けられます。

不動産購入時の規制や税金についてアドバイスをもらえる

カンボジアをはじめとした海外で不動産を購入する場合、現地の法規制や税金のルールに対応しなければなりません。例えば、カンボジアでは外国人でも不動産を購入できますが、土地や戸建ては購入できず、コンドミニアムなど一部の物件に限られます。

また、カンボジアは今後さらなる発展が期待される国であるため、法律が改正される可能性もあるでしょう。一方で、海外の法律や税金の最新情報を追い続けるのは簡単ではありません。そのようなときに現地の事情に精通している仲介会社を利用していれば、適切な情報提供、アドバイスを受けられます。

成功事例・失敗事例を知っている

仲介会社は、不動産投資に関するノウハウを持っており、成功した事例から失敗した事例まで幅広い経験を知っています。成功した人にはどのような傾向があったのか、失敗はどのようなケースで起こりやすいのかなど、実体験に基づいたアドバイスを受けられる点は、不動産投資において大きな助けとなるでしょう。

仲介業者を利用してカンボジアで不動産を購入する手順

不動産の仲介業者を利用して不動産投資を行う場合、大まかには以下のような手順で進めることとなります。

1. 仲介会社を探す
2. 現地視察
3. 不動産の売買契約
4. 費用の支払い
5. 物件の引き渡し

まずは、オンラインなどで情報を収集して、仲介会社を探す必要があります。仲介会社はたくさんありますが、海外の物件を購入するということで、海外での経験、特にカンボジアでの不動産投資の経験が豊富な仲介会社を選ぶようにしましょう。

仲介会社が決まったら物件探しを行います。物件探しは仲介会社に任せて日本から行うこともできますが、できるだけ現地に行って自分の目で見てから購入する物件を決めることをおすすめします。これは、物件の周辺環境など現地にいかないとわからないことが多いためです。また、現地視察の際は、細かい部分でも気になる点があれば質問し、疑問のない状態で購入できるようにしておきましょう。

視察を踏まえて、購入する物件が決まったら実際に売買契約の締結に移ります。仲介会社を利用する場合、会社を経由して書類等が送られてくるため、内容を確認して捺印することで契約が成立します。契約書で不明な点がある際には、仲介会社に確認しましょう。このような確認を簡単にできるのは、仲介会社を利用するメリットの1つです。

契約成立後は、決められた期日までに費用を支払います。カンボジアでは、建物が完成する前に契約を結ぶのが一般的で、契約時と完成時に分割して支払うこととなります。そのため、支払いのタイミングを間違えないように注意してください。

建物の完成、支払いを経て物件の引き渡しとなります。

不動産仲介会社選びのポイント

不動産の仲介会社といっても、その数は非常に多く、どれを選べばいいか迷ってしまう人も少なくありません。

そこでここでは不動産の仲介会社選びのポイントを紹介します。カンボジアで投資をしようとしている人向けのポイントを取り上げているため、ぜひ参考にしてください。

日本語対応の会社を選ぶ

投資先が海外ということもあって、現地の仲介会社も選択肢となりますが、現地の仲介会社を選ぶ場合は日本語に対応しているかどうかを確認しておきましょう。

不動産投資は大きな金額が動くことに加え、海外の物件となると日本とは異なる税制、法規制の中で手続きを進めなければならず、不明点がたくさん出てくる可能性があります。そのようなときに、日本語で相談できれば、不明点をクリアにでき、安心して物件を購入できます。

もちろん、自身がクメール語や英語に堪能である場合や日本語に対応していなくても相性がいいと感じられる会社を見つけた場合は現地の仲介会社でも問題ありません。しかし、そうでない場合は、基本的には日本語に対応している企業を選ぶ方がいいでしょう。

大手ディベロッパーの案件を取り扱っている

大手ディベロッパーの案件を取り扱っているかどうかは、仲介会社選びにおいて重要なポイントです。カンボジアでは、工事中で未完成の「プレビルド物件」が多く販売されていますが、このような物件には、工事が中断となり引き渡しを受けられないリスクがあります。

特に、規模の小さいディベロッパーが担当する物件だと、資金繰りの悪化などにより工事が中断するリスクが大きくなります。

このような点から、投資する物件は、できるだけ大手のディベロッパーが担当しているものを選ぶべきです。そして、そのような物件を選ぶためには、仲介会社を選ぶ段階で、大手ディベロッパーの物件を扱っているかをチェックしましょう。

どのエリアで投資を行なっているか確認

カンボジア国土は北海道の2倍強の面積であり、決して小さくはありません。エリアによってすみやすさや人気は異なるため、仲介会社が主にどのエリアの物件を取り扱っているかをチェックしておきましょう。

カンボジアの場合、首都のプノンペンが投資先として高い人気を集めていますが、中でも西部エリアは投資先としておすすめです。プノンペン西部はプノンペンの都心部と日系企業が多く集まる経済特区の中間に位置するエリアです。中心部からは車で30〜1時間ほど離れた郊外ということもあり、不動産価格は比較的安めですが、衣食住の環境が揃っていることから住みやすいエリアとなっています。

そのほかにも、今後の発展が期待されるプノンペン北東部に位置するチョロイチャンバーや富裕層が多く住むボンケンコンエリアも投資先の選択肢となります。ここで取り上げたエリアはあくまでも一例ですが、不動産仲介会社がどのようなエリアの物件を扱っていて、そのエリアはどういった特徴を持っているのかをチェックしておけば、より良い物件を見つけられるでしょう。

なお、カンボジアにおける不動産物件をお探しの方は是非下記の物件一覧もご覧ください。
物件一覧を見る

購入後のサポートの有無

購入後も継続してサポートを受けられるかどうかも仲介会社選びおいては重要です。現地の仲介会社でも購入後のサポートまで行ってくれるケースは少なくありませんが、サポート内容に違いがあります。例えば、入居者の募集や賃貸仲介、更新・大気手続きなどの入居者管理業務、清掃や設備点検などの建物管理業務まで行ってくれる会社であれば、自身の負担を抑えられるでしょう。

カンボジアの不動産投資の注意点

カンボジア不動産画像

ここではカンボジアで不動産投資をする際の注意点を紹介します。海外での投資となると、日本とは違った点に注意しなければなりません。どのようなものがあるのか参考にしてください。

ディベロッパー選びに注意する

カンボジアで不動産投資をする際は、建物を建設しているディベロッパー選びに注意してください。これは規模の小さいディベロッパーだと資金力が弱く、建設途中で工事が中止になるリスクがあるためです。

投資する物件を選ぶ際、「できるだけ安いものを」と考える人は少なくありません。しかし安い物件の場合、中小のディベロッパーが担当しているケースも考えられます。そのため、投資にあたっては、過去にどのような工事を担当しているのか、中断や中止がなく建設を終えているかなどディベロッパーの詳細までチェックしてください。

仲介会社に全て丸投げしない

仲介会社は、投資に関する経験やノウハウを持っているため、投資にあたっては大きな助けとなりますが、全てを丸投げしないようにしましょう。

仲介会社は、あくまでも事業として仲介業務を行なっており、中には自社にとって都合のいい情報を伝えている会社がいる可能性も考えられます。

また、そうではないとしても、大きな金額を投資するにあたって自分で情報を調べないのはリスクが高いといえます。例えば、自分で相場を調べてみると、提示された金額よりも安いことがわかった、建物は綺麗でも現地を実際に訪れると周辺の治安があまり良くなさそうだと感じた、といったことも起こるでしょう。

法律や規制が変更となる可能性がある

カンボジアは今後の成長が予想されている国の1つであり、国としてはまだまだ発展途上の段階です。そのため、今後法律や各種規則、外国人に対する税金のルールなどが変更となる可能性があります。

現行のルールや規則を把握しつつも、現地の動向をこまめに確認する必要があるでしょう。仲介会社に確認するのはもちろん、自分で調べたり、現地に知り合いがいる場合はその人に聞いて見たりして情報を追えるようにしてください。

グロスとネットの表記に注意する

物件情報として記載されている面積の表記が「グロス」であることが多い点に注意してください。グロス表記の場合、建物の専有部分の面責だけでなく、廊下や階段などの共用部分の面責を各ユニット別に割り振った数値も含まれています。

そのため、グロス表記を見て購入を決断すると、部屋の中に入ってみたら思ったよりも小さいといった事態が起こる可能性があります。物件を探す際は、表示されている面積がグロス表記なのか、それともネット表記なのか、グロス表記の場合は実際の専有面積はどのくらいなのかを確認してください。

まとめ

カンボジア不動産画像

今回は、カンボジアで不動産投資をする際に仲介会社をおすすめする理由や、仲介会社選びのポイント、不動産投資をする際の注意点などについて解説しました。

カンボジアでの仲介実績のある会社であれば、現地の事情に精通しているため、物件探しをスムーズに行えるほか、規則や税制に関するアドバイスを受けられるなどのメリットがあります。

仲介会社を選ぶ際は、日本語に対応しているかどうか、どのエリアの物件を取り扱っているか、購入後もサポートをしてもらえるか、といった点を意識してみてください。ただし、仲介会社に全て丸投げせずに、自分でも情報収集を行うことも大切です。

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現在のインターネット環境であっても、最新で且つ正しい情報を入手するのは難しいと言えます。

カンボジアでは経済成長が著しいのに比例して法律などの整備も次々とアップグレードされます。
更に担当者によって返答がバラバラであったり、何か変更があっても相手側から知らせてくれる場面は少ないため工夫が必要です。

カンボジアでは英語が使えますが、細かな内容を精査したり商談や交渉時において有利に進めるには現地人同士のクメール語での会話が重要ポイントになります。
また、公的書類はクメール語表記でなければなりません。
英語も併用されていますが、クメール語から英語、英語から日本語への翻訳では解釈やニュアンスが変わる可能性があります。

日本語が通じる安心感のみから日系の会社を選択するのではなく、現地に拠点を構えているか、登記されているか、現地に精通しているか、通訳やどこまでサポートをしてくれるのかなどを見極めて選びましょう。
カンボジアで弁護士を選任する場合は、本来の役割を考え、いざという時に法廷でクメール語で争える弁護士に依頼することが一番安全な方法といえます。

以上のような注意すべきポイントを押さえ、 魅力的なカンボジアの不動産投資にして頂きたいです。