はじめに
こんにちは!Hello!CAMBODIA現地在住スタッフのマナティーがお届けするカンボジア情報です。
今回はカンボジアの地価上昇率に関する情報を詳細にお届けします。
カンボジアの不動産市場は近年、特に首都プノンペンを中心に顕著な成長を遂げています。
この地価上昇は国内外からの投資の増加、都市化、インフラの整備、
そして経済成長によって支えられています。
以下、各項目に分けてそれぞれ解説していきます。
カンボジアの地価上昇率の要因と将来展望
地価上昇率
カンボジアでは特にプノンペン、シェムリアップ、シアヌークビルといった主要都市で
地価が急上昇しています。
過去数年間でこれらの地域では年間10%から15%の上昇率を見せており、
中でもプノンペンの中心部や河岸沿いの地域、そして南部の郊外では更に高い上昇率を記録しています。
コロナ前の2018年とコロナ後の2022年の地価を比較した際80%以上上昇しているエリアもありました。
この地価上昇は新たな商業施設、コンドミニアム、オフィスビルの建設が進んでいることに起因します。
また、郊外での住宅開発、インフラの改善や2022年に正式開通した高速道路、環状線の
普及を始めとした交通アクセスの向上も地価を押し上げる大きな要因となっています。
投資の増加
カンボジアの不動産市場への投資は主に周辺のアジア諸国からのものが多いです。
なかでも中国は最大の投資国でこれまで多額の資金を投じています。
しかし、最近は中国の経済状況悪化に伴い特に韓国や日本からの投資家が目立っています。
こういった国々からの投資家は商業施設、ホテル、住宅開発に資金を投じています。
投資目的としたコンドミニアムの購入や飲食店の出店も目立っています。
カンボジア政府の外国人投資に対するオープンな姿勢も市場の活性化に貢献しています。
また、カンボジアはASEAN加盟国であり地域内の経済統合が進む中で
地域全体の成長の可能性を反映しています。
12月にはフン マネット新首相がASEAN会議で日本に訪問し更なる投資の呼びかけを行いました。
経済成長と都市化
カンボジア経済は農業から製造業、サービス業へとシフトしており、
特に製造業と観光業の成長が目立っています。
GDP成長率はコロナ渦は落ち込みましたが近年平均で7%と高い数値を記録しています。
平均年齢も約25歳と労働力も豊富で街は活気に溢れています。
これに伴い都市部への人口流入が進み、都市化が進展しています。
プノンペンの人口は過去10年で倍増しており、都市部の人口密度の増加は住宅需要と共に
地価の上昇を促しています。
首都プノンペンは2035年までに半径100kmを拡大予定で人口も230万人から600万人にまで増えると
言われています。
また観光業の発展もホテルやリゾート地の開発を促し特に港町であるシアヌークビルの整備が始まり
不動産市場に大きな影響を与えています。
今後の展望
カンボジアの不動産市場は今後も成長が見込まれますが、市場の過熱や外国人投資家への依存度が高く
まだまだ自立した国ではないこと、法的・税制面でもリスクは存在します。
市場のバブル化や急激な価格変動の可能性も否定できません。
しかし、政府の安定した経済政策が市場を支える要因となりうるかと思います。
カンボジア政府は外国人投資家に対して更に開かれた市場を提供するための法律改正を進めており、
これが市場の成長を加速させる可能性があります。
カンボジアの不動産市場は外国からの投資の流入、経済成長、都市化の進展によって
大きな成長を遂げています。
しかし、更なる市場の健全な発展を維持するためにはバランスの取れた投資と政策の実施が重要です。
今後もカンボジアの不動産市場は国内外の投資家にとって魅力的な市場になっていくでしょう。
新たな情報のアップデートを随時更新していきますので楽しみにしていてください。
おわりに
Hello!CAMBODIAでは現地からリアルな情報をお届けしていきます!
皆様がカンボジアにお越しになれる日を楽しみにお待ちしております!