カンボジアにある広大な牧場KIRISU FARM

2024.2.15

カンボジアにある広大な牧場KIRISU FARM

はじめに

こんにちは!HELLO!CAMBODIA現地在住スタッフのマナティーがお届けするカンボジア情報です!

先日カンボジアにある大型の酪農施設KIRISU FIRMに行ってきましたので
その時の様子とKIRISU FIRMについてお届けしていきます。

KIRISU FARMは、カンボジアのプノンペンから約35km離れた場所に広がる300ヘクタールの牧場です。プノンペンから車で約一時間ほどで到着しました。あまりに広大な敷地だったので驚きました。

現在カンボジア国内の酪農業界で最も新風を巻き起こしているのがKIRISU FARMです。
この牧場は最新の技術を駆使して安全で新鮮な乳製品を提供しています。

その詳細についても説明していきます。

KIRISU FARMの設立とその背景

カンボジアにある広大な牧場KIRISU FARM

KIRISU FARMはカンボジア初の最先端大型酪農施設として設立されました。

その背景には創業メンバー4人の強いビジョンと情熱があります。

彼らはカンボジアの酪農業界に革新をもたらすことを目指して
シンガポール系のファンドのエマージング・マーケッツ・インベストメンツ(EMI)や、
日系ファンドであるネクサシア・ホールディングス・プライベート・リミテッド(NHPR)の
出資を受けて非常に大規模な酪農施設と加工工場を立ち上げました。

これによってカンボジアの酪農業界は新たな時代を迎えることとなりました。

技術導入とその影響

カンボジアにある広大な牧場KIRISU FARM

KIRISU FARMではイスラエルのアグリテック企業であるアフィミルク(Afimilk)社と提携し、
同社から必要な機器や管理システム、運営ノウハウを提供してもらっています。

これによって牛の健康管理や病気防止が可能となり、安全な製品の製造が可能となりました。

また、この技術導入によって牛乳の生産量も大幅に増加し、製品の品質も向上しました。
これはカンボジアの酪農業界における大きな進歩を象徴しています。
実際に見学に行った際、定時になると自動的にゲートが開き牛がシャワーを浴びるための従者に移動したりする光景を見ることができました。

製品の品質とその確保

カンボジアにある広大な牧場KIRISU FARM

KIRISU FARMでは新型コロナウイルス禍の中でより一層安全な製品を求める人々に対して安全かつ新鮮でおいしい製品を提供することを心がけています。

施設の周囲に高さ1.8メートルのフェンスを設置し、人が建物内に入る際には必ず検温などのヘルスチェック、消毒をしてから入所させるなど対策を徹底しています。

これによって製品の安全性と品質を確保しています。見学に行った際も靴を消毒したりと徹底した管理をしていました。

販売戦略とその展開

現在はスーパーマーケットやレストラン、カフェなど約90店舗に製品を販売しています。

また、幅広い顧客の嗜好に応えるために今後はチーズやバターなど乳製品のラインナップを充実させていき乳製品のフレーバーの数も増やしていく予定です。

これによりさらに多くの顧客に対応して市場の拡大を図ることができます。

コーヒー牛乳といちごミルク味を試飲しましたがとても美味しく子供にも大人気でした。

現在KIRISU FIRMから出荷された牛乳はカンボジア各所のスーパーマーケットやイオンモールなどで販売されています。

今後の展望

カンボジアの酪農産業はまだまだ発展途上ですが
KIRISU FARMのような先進的な取り組みによりその可能性が広がっています。

カンボジアの経済成長とともに乳製品の需要は増えていくと予想されています。
KIRISU FARMはその需要に応えるべく、カンボジアに乳製品を普及させていくことを目指しています。

これはカンボジアの酪農業界、そしてカンボジアの経済全体にとっても大きな意義を持つことになると思います。

以上、カンボジアのKIRISU FARMについての紹介でした。

この牧場は最新の技術と独自のビジョンを持つことでカンボジアの酪農業界に新たな可能性を示しています。今後の活動にも大注目です。このような革新的な取り組みがカンボジアの酪農業界の発展を牽引していき、さらなる成長を遂げることを期待しています。

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