フィリピンの不動産物件4選!新築・中古からコンドミニアムまで紹介
- フィリピンの物件の基本情報
- フィリピンのコンドミニアム(マンション)について
- フィリピンのコンドミニアムの価格相場
- フィリピンの新築物件(プレビルド・完成物件)
- フィリピンの中古物件
- フィリピンの一戸建てについて
- フィリピンの一戸建ての価格相場
- フィリピンの一戸建ての一例
- フィリピンでは外国人の一戸建て・土地の購入はできない
- フィリピンの投資用おすすめ物件4選
- ①ジェイド・レジデンス(Jade Residences)
- ②ミント・レジデンス(Mint Residences)
- ③レッド・レジデンス(Red Residences)
- ④ラッシュ・レジデンス(Lush Residences)
- フィリピンの不動産物件は新築・中古の違いを理解して選ぼう
フィリピンは1,000万円台から不動産投資を始められる国です。またマニラ首都圏のマカティやBGCには企業や商業施設が集まり、安定した賃貸需要も見込まれています。
しかしフィリピンの不動産物件は建設中のプレビルド物件、完成済みの新築物件、中古物件といった種類があり、購入条件や賃貸運用を始められる時期も異なります。
加えて外国人は土地を所有できないため、購入できる物件も限られます。
そこで本記事ではフィリピンにある物件の種類や価格相場、新築・中古の違いを解説します。
「おすすめの物件を教えてほしい」という方のために弊社で取り扱っている投資用コンドミニアムも4物件紹介しているので、フィリピン不動産投資を検討している方はぜひ参考にしてください。
フィリピンの物件の基本情報

フィリピンで主に投資を目的に売買されている住宅は以下の2種類です。
【フィリピンにある主な物件の種類】
- コンドミニアム(マンション)
- 一戸建て
コンドミニアムは日本でいう分譲マンションです。住戸を区分所有する仕組みで、プールやフィットネスジム、ラウンジを備えた物件も多くあります。
外国人が個人名義で購入できる住宅は原則としてコンドミニアムです。
一戸建ての不動産取引も活発ですが、フィリピンでは外国人による土地の所有が認められていないため、日本人は一戸建てを個人名義で購入できません。
そのため日本人が投資用物件を探す場合は、コンドミニアムが主な選択肢となります。以下ではフィリピンのコンドミニアムと一戸建ての価格相場や、購入前に知っておきたい特徴を紹介します。
フィリピンのコンドミニアム(マンション)について

フィリピンで不動産投資を始める場合、主な投資対象はコンドミニアムです。以下ではフィリピンのコンドミニアムの価格相場と新築・中古の違いを順に解説します。
フィリピンのコンドミニアムの価格相場
フィリピン中央銀行が公表した2026年第1四半期のデータ(※1)によると、コンドミニアムの価格相場は以下の通りです。
【フィリピンのコンドミニアムの価格相場】
■全国の価格中央値・・・約472万ペソ(約1,220万円)
■マニラ首都圏の価格上昇率・・・前年同期比3.7%
■マニラ首都圏以外の価格上昇率・・・前年同期比8.4%
全国のコンドミニアム価格の中央値は471万7,037ペソで、日本円では約1,220万円です。
ただし価格は都市や立地、専有面積、建物のグレードによって大きく異なります。エリア別に見てもマニラ首都圏が前年同期比3.7%上昇したのに対し、首都圏以外は8.4%上昇しました。
首都圏以外の上昇率はマニラ首都圏を4.7ポイント上回っているため、投資先を探す際はマニラ中心部だけでなく、地方都市の価格推移や開発計画もリサーチしておきましょう。
なお価格が上昇しているエリアでも賃貸需要が伴うとは限らないため、入居者層や周辺の家賃相場も合わせて調査することが大切です。
※1 フィリピン中央銀行「Residential Property Price Index First Quarter 2026」3ページ・7ページより
フィリピンの新築物件(プレビルド・完成物件)
フィリピンの新築物件は大きく「プレビルド物件」と「完成物件(RFO=Ready for Occupancy)」に分かれます。
プレビルドは着工前または建設中の段階で契約する販売方式です。
購入代金を工事期間に合わせて分割で支払えるため、初期の支出を抑えられるのが特徴です。また販売直後であれば住戸が豊富で、希望する階数や方角、間取りを選べるといったメリットがあります。
ただしプレビルド物件は建物の完成まで賃貸運用を始められないというデメリットもあります。
そのほかにも契約時点では図面やモデルルームをもとに判断する必要がある点や、工事が遅延・中断する可能性がある点にも注意が必要です。
そのため購入前には建設を担当するデベロッパーの開発実績や支払い条件、契約書に記載された完成予定日を十分に確認することが大切です。
一方で完成物件には実際の部屋や共用部分、周辺環境を契約前に確認できるメリットがあります。
引き渡し後すぐに入居者を募集できるため、早期に家賃収入を得たい方にもおすすめの物件です。またデベロッパーが売主の場合は、完成済みであっても一括払い・分割払いを選択できることがあります。
ただし完成物件を選ぶ際には、同じ建物や周辺エリアの空室状況に注意が必要です。
マニラ首都圏では2026年には空室率が25%とピークに達し、2027年には23.9%に低下する見通しとなっています(※1)。
こうした状況の中で同じエリアで賃貸募集が重なると入居者の獲得競争が起こるため、立地や管理体制、周辺の賃貸需要まで調査しておかなければなりません。
※1 BusinessWorld「Manila condo oversupply seen keeping vacancy high this year — Colliers」
フィリピンの中古物件
フィリピンの中古物件は個人や法人のオーナーが売り出す二次流通の物件です。
※建物自体が完成していても、デベロッパーが販売するRFO物件は新築物件にあたります。
新たに開発できる土地が少ない都心部では、中古コンドミニアムも有力な候補です。すでに建物が完成しているので、購入前に室内の状態だけでなく、共用部分の管理状況や入居率も確認できます。
さらに個人オーナーが売却を急いでいる場合は、価格交渉に応じてもらえる可能性もあります。
ただし中古コンドミニアムは築年数に応じた修繕費に注意が必要です。購入前には前オーナーの所有期間と売却理由を確認し、管理費の滞納や家具・設備の不具合も調べる必要があります。
また分割払いを利用できず一括払いが求められる場合もあるため、支払い方法まで含めた資金計画を立てておきましょう。
なお中古物件の価格は同じマニラ首都圏でもエリアによって大きく異なります。BusinessWorldの記事によれば2026年第1四半期における高級中古住宅の売り出し価格は、タギッグ市で1㎡あたり86万4,000ペソでした(※1)。
マカティ市は43万3,000ペソ、アラバンとマンダルヨンは35万7,000ペソで、タギッグ市との間には最大で2倍以上の差があります。
つまり物件価格が同じ価格帯だったとしても、専有面積が2倍以上異なる可能性も考えられるのです。
そのため中古物件は物件価格の総額だけで判断せず、1㎡あたりの価格もチェックしておくことが大切です。
※1 BusinessWorld「Manila climbs to 2nd in global prime home price index」
フィリピンの一戸建てについて

フィリピンでも一戸建ての不動産が取引されていますが外国人は個人名義で土地を所有できないため、土地付きの一戸建ては購入できません。
以下の価格相場はフィリピンの住宅市場を知る参考としてご覧ください。
フィリピンの一戸建ての価格相場
フィリピン中央銀行が公表した2026年第1四半期の価格中央値は以下の通りです。
【フィリピンの一戸建ての価格相場(※1)】
■全国の価格中央値・・・約339万ペソ(約870万円)
■マニラ首都圏の価格中央値・・・約836万ペソ(約2,160万円)
全国の一戸建て価格は中央値で約339万ペソですが、マニラ首都圏では約836万ペソに達し、全国水準の約2.5倍です。
またBSPの同レポートによると、2026年第1四半期に実行された一戸建て向け住宅ローンはマニラ首都圏の285件に対して、カビテやラグナを含む首都圏近郊では3,103件に上ります。
住宅ローンの件数差を見ると、現地の購入需要は価格が手頃な近郊エリアに集まる傾向が読み取れます。立地によって価格や需要に大きな差が生じる点は、コンドミニアムと同様です。
※1 フィリピン中央銀行「Residential Property Price Index First Quarter 2026」7ページより
フィリピンの一戸建ての一例
マニラ首都圏にある一戸建ての一例として、ケソン市タンダン・ソラ地区の物件を紹介します。3ベッドルームと3バスルームを備えた3階建ての一戸建てです。
| 価格 | 1,180万ペソ(約3,040万円)※2026年8月時点 |
| 地域 | ケソン市/タンダン・ソラ地区 |
| 間取り | 3ベッドルーム・3バスルーム |
フィリピンでは外国人の一戸建て・土地の購入はできない
フィリピンでは外国人および外国資本100%の企業による土地の所有が認められていません。そのため土地と建物を一体で取得する一戸建ては、日本人が個人名義で購入することはできません。
【外国人がフィリピンで物件を購入する際の規制】
- 外国企業および外国人による土地の所有は認められていない
- 土地と一体で売買される一戸建ては外国人の個人名義では購入できない
- 外国人が購入できるのは原則としてコンドミニアムの区分所有権
- コンドミニアムにおける外国人・外国法人の所有割合は、1棟全体の40%まで
コンドミニアムの購入にも制限があり、外国人・外国法人が所有できるコンドミニアムは1棟全体の40%までです。
外国人枠が上限に達した建物では新たに住戸を購入できないため、申し込み前に残り枠を確認する必要があります。
なお現地のフィリピン人から名義を借り、土地付き物件を購入するスキームを提案されるケースもあるようです。
しかし名義貸しを利用する側には不動産の所有権がないため、名義人に物件を勝手に処分されたり、購入資金をだまし取られたりする危険性が伴います。
投資詐欺に遭う可能性も高まるため、名義貸しを利用して不動産投資を始めるのは避けるようにしてください。
あくまでもコンドミニアムへの投資を前提に、フィリピンの現地事情に詳しい日本の不動産会社へ相談することをおすすめします。
フィリピンの投資用おすすめ物件4選
フィリピンの投資用物件を選ぶ際は価格だけではなく完成状況や立地、管理体制、周辺の賃貸需要まで比較することが大切です。
ここでは弊社ハローグループで取り扱っている物件から、投資用のおすすめ物件を4件紹介します。
- ジェイド・レジデンス(Jade Residences)
- ミント・レジデンス(Mint Residences)
- レッド・レジデンス(Red Residences)
- ラッシュ・レジデンス(Lush Residences)
4件はいずれもマカティ市にあるSMDCが手掛ける物件です。本記事ではプレビルド2件と完成物件2件を順に紹介します。
※価格と販売状況はデベロッパー・為替により変動する可能性があります。
①ジェイド・レジデンス(Jade Residences)


| 建物タイプ | コンドミニアム(プレビルド物件) |
| 価格 | ¥16,034,119〜 |
| 総階数 | 地上34階・地下2階 |
| 総戸数 | 1,998戸 |
| 完成年 | 2029年3月予定 |
| エリア | マカティ市/チノ・ロセス通り(バンカル地区) |
「ジェイド・レジデンス(Jade Residences)」は「東洋の文化と翡翠」をモチーフに設計されたプレビルド物件です。
再開発が進むマカティ南部のチノ・ロセス通り沿いに建設されます。MRTのマガリャネス駅やアヤラ駅に近く、マカティCBDへのアクセスも良好です。
開発を手掛けるSMDCはフィリピンでショッピングモールや不動産事業を展開するSMグループ傘下の住宅デベロッパーです。
20年以上にわたりマニラ首都圏やフィリピン各地の主要都市で住宅開発を進め、これまでに10万戸以上を供給してきました。
本物件は賃貸運用もSMDCが担当するため、清掃や修繕、家具の導入も現地で依頼できます。
物件詳細はこちら:ジェイド・レジデンス(Jade Residences)
②ミント・レジデンス(Mint Residences)


| 建物タイプ | コンドミニアム(プレビルド物件) |
| 価格 | ¥14,771,387〜 |
| 完成年 | 2026年予定 |
| エリア | マカティ市/バンカル地区 |
| 住所 | 2235 Chino Roces Ave, Brgy. Bangkal Makati City |
「ミント・レジデンス(Mint Residences)」は自然から着想を得た環境配慮型のプレビルド物件です。
ロビーは日本のミニマリズムを取り入れ、素材を生かした落ち着きのある空間に設計されています。チノ・ロセス通り沿いにあり、マカティ市内の主要ビジネス街へもアクセスしやすい立地です。
低層階には商業施設が入り、日常の買い物を建物内で済ませられるのも魅力です。部屋は23.87㎡〜59.29㎡のスタジオ〜2ベッドルームになります。
また24時間対応のセキュリティ体制やCCTVも導入される予定で、清掃や修繕、家具の導入から賃貸運用までサポートを受けられます。
物件詳細はこちら:ミント・レジデンス(Mint Residences)
③レッド・レジデンス(Red Residences)


| 建物タイプ | コンドミニアム(完成物件) |
| 価格 | ¥16,825,259〜 |
| 総階数 | 地上29階 |
| 完成年 | 2022年第4四半期 |
| エリア | マカティ市/チノ・ロセス通り |
「レッド・レジデンス(Red Residences)」はマカティ中心部に隣接する地上29階建ての完成物件です。
契約前に室内や共用部分の状態を確認でき、引き渡し後はすぐに入居者を募集できます。部屋は26.04㎡〜35.94㎡の1〜2ベッドルームです。
また7階には集中作業に使えるフォーカスゾーンや、交流の場となるコラボコーナーがあります。1階には商業施設も入り、仕事や買い物に必要な設備が建物内にまとまっている物件です。
アヤラ通りまで約582m、マカティメディカルセンターまで約827mと、通勤や通院にも便利な立地となっています。
物件詳細はこちら:レッド・レジデンス(Red Residences)
④ラッシュ・レジデンス(Lush Residences)


| 建物タイプ | コンドミニアム(完成物件) |
| 価格 | ¥14,900,237〜 |
| 完成年 | 2022年 |
| エリア | マカティ市/カマゴン地区 |
「ラッシュ・レジデンス(Lush Residences)」は自然とモダンなデザインを組み合わせた完成物件です。
グリーンウォールやスカイガーデンに植栽を取り入れ、マカティ市内でありながら落ち着いて過ごせる空間が整っています。部屋は21.73㎡〜33.58㎡のワンルーム〜2ベッドルームです。
インフィニティプールやポディウムガーデンもあり、高級リゾートを意識した共用空間が特徴です。Jazz Mallまで約1.1km、マカティメディカルセンターまで約2.1kmと、買い物や通院にも便利です。
物件詳細はこちら:ラッシュ・レジデンス(Lush Residences)
フィリピンの不動産物件は新築・中古の違いを理解して選ぼう
フィリピンでの不動産投資で購入できる物件は、土地付きの一戸建てではなくコンドミニアムに限られます。
竣工前のプレビルド物件や完成物件といった新築のほか、すでに入居者がついている中古物件も投資先の候補となります。
プレビルド物件は代金を分割で支払える一方、完成まで賃貸運用を始められません。
完成物件は契約前に室内を確認でき、引き渡し後すぐに運用できます。中古物件を選ぶ場合は修繕費や管理費の滞納状況に加え、分割払いの可否も確認しておきましょう。
新築と中古のどちらが向いているかは、予算だけでなく、運用を始めたい時期や許容できるリスクによって異なります。
物件候補が決まったら最新の販売状況や支払い条件を不動産会社に相談しながら、不動産投資を成功へと導きましょう。